こんにちは。
少し前になりますが、先月の4月14日で、「地域自主組織なわのわ」も設立して5年が経ちました。大山町内10地区あって、組織ができたのも後ろから2番目なので、遅かったほうです。もう10年以上も動いている先輩組織もあるわけですが、1年1年着実に積み上げていきたい……!と気が引き締まる想いです。
そして毎年4月になると、「前年度の活動報告」および「今年度の活動計画」を共有する「総会」があります。名和地区には15の集落があるわけですが、各集落の区長さんが集まり、評議員として総会に参加してもらいます。そこで半数以上の承認をもらうことで、本格的に活動に入っていくことができるのです。
その総会が、4月21日に無事に終わりました。その中で、新たななわのわ役員の承認もされ、会長が引き継がれました。前年度は、大見謝が務めましたが、6年目となる今年度は森田健作が務めます。また、このタイミングで、立ち上げから6年間関わっていた大見謝が、なわのわ運営から離れます。
大見謝よりのコメントがありますので、よろしければ、ご一読くださいませ。新体制になるなわのわですが、引き続き、よろしくお願いいたします!
こんにちは。大見謝(おおみじゃ)です。
’23年度に務めた会長の任が終えました。そして、約6年間関わらせてもらっていた、なわのわ全体の組織運営から離れることになりました。
移住してきた年の’18年に、なわのわ立ち上げに混ぜてもらうため、前身の「名和まちづくり会議」の承認委員になったのが最初ですね。そこから、副会長・コミュニティマネージャー(集落支援員)・会長とさまざまな役を担わせてもらい……の今年!になります。
組織立ち上げるときの諸先輩たちとのやりとりを、よく覚えています。リノベだとかカフェだとか、新しくもろもろの事業をみなさんに提案して、「よそ者の”のぼせもん”が途中でやめて逃げないでよ」と愛を持って突きつけられたのが今でも記憶に刻まれています。それに対して「5年でイメージをかたちにして、自分が離れても大丈夫な状態まで持っていきます…!」と食いしばって伝えたわけです(懐かしいなあ)。
組織ができて5年が経ち、運営に関わるコアメンバーが増え、なわほ利用者が増え、人が集まることで派生した企画/事業がいくつも生まれました。地域全体ではまだまだ認知が足りないとはいえ、手間味噌ながらも、なんとなく「なわのわ」の形はできてきてるんじゃないかと思っています。
毎度口うるさく言ってますが、”適切な自己中心性”のもと個人のの好奇心から生まれる出来事が大事なのであって、何かやりたい(ちょっとでも気になる)ことがあったときに”登竜門”的に使えるプラットフォームとして「なわのわ/なわほ」を使ってもらいたいんですよね。ぼく個人としても、なわのわは”登竜門”だったと思ってまして、この組織この場のおかげで、いろいろな経験をさせてもらえました(今年から名和で新しく始めたお店、そして学び直しを始めたのもその影響ありきだよなぁと)。
話は戻りまして、「で、運営から離れるってことは、いなくなるってこと」と思われがちなんですが、役はなくなりましたが、”近所のおじさん”として一住民として妖怪のようにフラフラ現れると思います。それと、なわほを間借りさせてもらい、カフェバー営業をさせてもらうことになりました。
役があるから関わるわけじゃない。べつに役がなくても関わってもいい。そして、その関わりの強度は、強くてもゆるくてもいいはずです。委員なのか役員なのか? そうじゃない、”関わり方のグラデーション”を増やしていく、その一例としてまたお世話にはなれればと考えています。
つきまして、「なわのわよ、運営側(マネージャー)としてはさようなら、一利用者(プレーヤー)としてまた会えましたね」という感じで。引き続き、お世話になります。そして、なわのわを通じて出くわすみなさま、これからもよろしくお願いいたします。
ちなみに! なわほのカフェスペース(元職員室)がどのようにDIT(Do It Together)で改修されてきたのか、その遍歴を眺められる画像はこちらからご確認ください〜。ここから始まってました。